楽天の西川遥輝外野手(30)が29日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円減の7000万円(金額は推定)でサインした。

移籍1年目の今季は「1番左翼」で開幕スタメンをつかんで主力となったが、108試合出場で打率2割1分8厘、81安打、37打点、19盗塁と納得出来る成績ではなかった。「去年、今年と地獄のような日々を過ごしたので、なんとかはい上がれるように。その姿を見て、東北の皆さまを勇気づけられたらと思います」。来季に向け「143試合出場を目指します。143試合出られるということは成績が出せるということ。自分が加入して順位を落としたので、上の順位にいけるようにやりたい」と全試合出場で上位進出に貢献することを誓った。

新天地での環境適応にも苦しんだ。「屋外球場の難しさは感じました。暑さ、寒さだったり、人工芝だったのが天然芝になったり、走路が土になったりとか。来年に生かせるところは生かしていきたい」。過去4度獲得した盗塁王のタイトルを含め、2年目の奮起が期待されるが、「自然体がいいのかと。しっかりトレーニング、走り込みを積んでキャンプインしたい。30歳になって感じるものもあったんですけれど、味が出せればいい」と巻き返しを期す。【鎌田直秀】

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