阪神前川右京外野手(19)が同学年のロッテ松川虎生捕手(19)に刺激を受けた。

1軍出場なくルーキーイヤーを終え、「高校野球は気合と根性でいけたが、プロは(違う)」と、レベルの高さを痛感。一方で松川は球宴に出場するなど1年目から76試合に出場。智弁学園と市和歌山で高校時代にはしのぎを削っただけに、「同学年で1年目からああやって1軍で活躍している。高卒1年目からでもああやってできるってのを松川も見せてくれた」と、完全試合達成捕手の存在が大きな手本となった。

ただ、指をくわえて活躍を見続けるわけではない。秋季キャンプ途中に左翼から右翼にコンバートされ、「ライトでしっかり勝負したい」と闘志を燃やす。オフは課題とされる送球の改善に時間の多くを費やし、「最終的に取れるように」と見据える新人王に向けて、牙を研ぐ。

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