ヤクルト丸山和郁外野手(23)が2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円増の1500万円(金額は推定)でサインした。

ルーキーイヤーの今季は開幕1軍を果たし、主に代打や守備固めで71試合に出場した。7月7日のDeNA戦で初本塁打。9月25日のDeNA戦では、プロ野球史上初となる新人選手のサヨナラ打でリーグ優勝を決める貴重な一打も放った。「(サヨナラ打は)これからも一生残るワンシーンだったと思います。1年間、ケガをせずに戦い抜けたことは良かった。日本一を決める戦いが出来る球団は限られている。良い経験が出来た」と収穫を得た一方で、「日本一までもう少しだったので非常に悔しい。監督、石川さん、青木さんも涙を流していた。来年こそはという気持ちになりました。来年はレギュラーとして試合に出られるようにしたい。(リーグ)3連覇、日本一を目指したい」と意気込んだ。

サッカーW杯カタール大会の日本-スペイン戦は、早朝に目が覚めて、試合途中からテレビ観戦した。「スポーツで日本が盛り上がることは良いことだと思う」。野球でも来春にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されるが、「高いレベルで野球をやりたいと常に思っている。さらに高みを目指してやりたいので、機会があれば入ってプレーしたい」と日の丸への思いも言葉にした。【鎌田直秀】

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