DeNAドラフト3位ルーキーの駒大・林琢真内野手(22)が、寮に異例の神棚を持ち込んだ。

7日、横須賀市の青星寮に入寮。伊勢神宮の御社殿と同じ様式の「茅葺神棚」を段ボールから取り出した。「『神が宿っている』と言われたので持って来ました」。同神社の通販では中サイズが5万円という高級品だ。

昨年末、中学時代にプレーした愛知瀬戸ボーイズの鈴木正秀監督にあいさつに行った。同ボーイズから誕生した初のプロ野球選手へ「毎日お祈りして練習に行け」と贈られた。伊勢神宮には小学校時代、近隣での大会に参加した際、参拝した思い出がある。神棚は約50センチと大型だが「何とか押し込んで。最優先で置きたい」と部屋に飾る。

8日から新人合同自主トレが始まる。これまで神棚や仏壇に手を合わせるのは「お墓参りぐらい」だったが、今後は日課とする。「まずは『ここに居させてくれてありがとうございます』と。これからも頑張るので、応援よろしくお願いしますと。特にたくさん願い事はせず、見守っていてくださいと」。チームでは昨季「伊勢大明神」こと伊勢大夢投手がブレークしたばかり。林も1軍で50メートル5秒7の俊足を発揮できるよう、アピールと祈りを続けていく。【斎藤直樹】

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