東北福祉大(仙台6大学)は13日、同大野球部の大塚光二監督(55)が11日付で退任したことを発表した。後任には現総監督の山路哲生氏(56)が就任する。

大塚氏は同大OBで、1989年ドラフト3位で西武へ入団。俊足巧打の外野手として2001年まで西武一筋でプレー。15年7月から母校の監督を務め、DeNA楠本泰史外野手(27)、ソフトバンク津森宥紀投手(24)、阪神中野拓夢内野手(26)、オリックス椋木蓮投手(22)ら数多くのプロ選手を輩出。昨秋のドラフトでもソフトバンク3位甲斐生海外野手(22)、オリックス4位杉沢龍外野手(22)、オリックス育成3位入山海斗投手(22)の3人がプロ入りした。

東北福祉大は1962年(昭37)創部で3度の日本一を達成。佐々木主浩氏(54)、金本知憲氏(54)、和田一浩氏(50)ら計60人のプロ選手を生んでいる。

山路氏は和歌山県出身。星林から東北福祉大に進学。社会人のヤマハでプレーし、00年同大ヘッドコーチ、03年から監督を務め、04年に全日本大学野球選手権日本一に導いた。同氏は8年ぶりの監督復帰となり、21、22年秋季リーグ戦2位と、盤石の強さに陰りが見えてきたチームの立て直しを図っていく。