阪神岡田彰布監督(65)が31日、沖縄・恩納村にあるチーム宿舎で開かれた全体ミーティングで選手たちに訓示した。「1月入ってからは早かったですね。11月ね、安芸のキャンプ終わってからね、明日を待ち遠しくしてたんですけど、来てしまいましたね、もうね」。15年ぶりに阪神の監督に復帰した指揮官は、キャンプインに向け胸を躍らせた。

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<過去の阪神監督のキャンプイン前日のコメント>

▼99年野村克也=弱者のが勝つために 当たり前のことを当たり前にやっていく。弱いチームが強いチームと同じことをやっていちゃ、永久に勝てないんだ。

▼02年星野仙一=野球に恋しろ オレは勝つために来たんだ。4年連続最下位というのも今日を最後に言うな。野球に恋し、愛したんだから中途半端はダメ。もっとタイガースを愛せ、野球に恋しろ。

▼04年岡田彰布=みんな競争 ポジション当てはめるとかの問題やない。自分で勝ち取らなアカンのや。でもその分、みんなにチャンスがあるんや。

▼09年真弓明信=基本こそ大事 キャンプの前半には特に単純なメニューが多い。野球の動きからするとつまらない練習になるかもしれないが、それが一番大事なこと。

▼12年和田豊=熱さこそ大事 チームスローガン(「熱くなれ!!」)を胸にたたき込んで、1年間やっていこう。時間がたつと忘れることが多い。今、一番必要なことだから。

▼16年金本知憲=日本一を狙える 戦力的にはマイナス要素が多いけど、冷静に考えたら優勝を狙える。日本一を目指せる!

▼22年矢野燿大=大激震の退任表明 俺の中で、今シーズンをもって監督は退任しようと思っている。2月1日の1日というのも、もう帰ってこない1日。その1日も逆に退路を決める。『来年はもう監督という立場でここに来ていることはないんだな』という気持ちを持って、自分も挑戦していきたい。それがチームのためにも選手のためにも、申し訳ないけど俺のためにもなるのかな、という決断で決めたことだった。

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