阪神が沖縄・宜野座キャンプでの韓国・サムスンとの練習試合に10-0と完勝した。岡田彰布監督(65)は、結果以上に1軍生き残りを猛アピールするナインの姿を評価した。一方でこの日練習後に岡留英貴投手(23)、岩田将貴投手(24)を2軍降格させた。開幕1軍へ向け、ふるい落としは激しさを増してきた。岡田監督の一問一答は以下の通り。
-外野では森下、井上もいい競争
「そうやなあ。井上も明日(20日)2軍の試合行かそうと思ったらあんな打ったら行かされへん」
-井上は持ち味が出た
「今日も(打ったのは)変化球やろ? 直球を仕留めて欲しいよな。結局、注文付けるとしたらそこやな。1軍で速いボールな、150とかそんなレギュラー取るというか、試合に出るにはその速い直球を一発で仕留めてくれたら言うことないけどな。ホームラン2本打ったけど、2本とも変化球やもんな」
-森下は出すたびに結果を出す。何かを持ってる
「そやろなあ。だからその通りやと思うよ。2打席立たせたかったからなあ。あそこに入れたら3打席回ってきたし、いろんな意味で何かアピールというかな、それでいい結果が出てるからなあ。だって打つもんは使わなしょうがないやろ、はっきり言うて」
-予想を上回ってるから
「予想を上回ってるな。だから俺が入った時よりも数段上やな、あんなんなあ」
-入った時というと
「新人の時よりもな、おーん」
-どういうところが
「知らん、そんなん、わからんけど(笑い)。俺より上やと思うで」
-佐藤輝も得点圏で2点適時二塁打
「あれは相当刺激になっとんな。それで力みまくっとんのは大山やけどね」
-大山が実戦で結果が出ないことは、まだそこまで気にすることではない
「まだそんなん、大山なんて全然気にしてないよそんなもん。もうちょっとしたら出るやろと思って見てるだけや」
-今日の1打席目は捉えた大きな打球を左翼ポール際へ
「ファウルはファウルや。捉えとったらファウルにならへん」
-佐藤輝は実戦に入ってから内容がいい
「そう、だから、なあ、昨年までボール球とかな、そないして真っすぐ、なあ、まだ振ってないやろ、実戦の中ではな、やっぱ追い込まれてもどっしり感ができたから、なんかなあ、こうなんていうか、2ストライクから追い込まれて、何とかしようという姿というかな、うまくバットコントロールで、あんなんチョンっと打っただけであいつは飛ぶからな、そんなん持ってないものをもっとるわけやからな」
-20日の2軍中日戦(読谷)には1軍メンバーも
「外野2人行くよ。外野がおらんねんなあ、ケガでな。高山と植田がいくんやったな。井上が外れてもうたから、しゃあないな」
-投手は
「投手は行かん、行かん。今日あいつら2人、下いったからな。岩田と岡留。これはしゃあない、そら。もうだんだんそないしてな、競争やから」