広島期待の即戦力新人2投手が上々のデビューを果たした。

楽天戦に先発したドラフト5位の河野佳投手(21=大阪ガス)は1回、先頭打者の辰己を内角直球で見逃し三振を奪う滑り出し。投手強襲安打を許すも、捕手坂倉の盗塁刺もあり3人で切り抜けた。2回は先頭浅村をカットボールで見逃し三振を奪い、2死から安打を許しながらも落ち着いて後続を断った。

6回に4番手として登板した同3位の益田武尚投手(24=東京ガス)は、初球から6球目までボール球が5球とバタついた。それでも坂倉がひと呼吸置いたことで「気持ちが落ち着いた」。5番阿部を空振り三振。続く鈴木大を併殺と、実績ある打者を打ち取った。落ち着きを取り戻した7回は3者凡退に切り、新人2投手そろって無失点で初登板を終えた。新井監督は「初登板で緊張したと思いますけど、そういった中でゼロに抑えているのは立派だと思います」とたたえた。

○…2軍スタートからはい上がってきた韮沢が、今季の対外試合初スタメン起用に応えた。楽天岸から右翼への二塁打。始動を早めた打撃が奏功。今キャンプでは結果だけでなく、内容も伴った打席が目立つ。新井監督も「若い野手の中では一番目立っている」と絶賛。昨季1軍デビューしたばかりの4年目は「まずは開幕1軍を目標にやっていきたいです」と生き残りへアピールを続けていく。

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