楽天石井一久監督が、4番に浅村栄斗内野手を指名した。オープン戦では20試合中、18試合で4番起用し、開幕後も継続していく方針。「彼に中軸を任せるつもりでいます」と、本塁打王と2度の打点王の経験があるスラッガーに託した。

昨季は141試合、21年は101試合で島内宏明外野手が4番を務めた。助っ人野手の不振や離脱が続き、日本人選手のみで打線を組むことが多く、「全体的なバランスを考えて島内が4番に入った」と説明する。今季はギッテンスや、マイケル・フランコ内野手(30=ナショナルズ)が好調。3番フランコ、4番浅村、5番島内のクリーンアップが形になりつつある。昨年までの3番浅村、4番島内を1つずつ繰り下げることで、打撃に厚みを持たせる。

一方で、阿部や山崎、小深田、伊藤裕、黒川、鈴木大ら複数ポジションを守る選手が多い。「バリエーションができるのはチームとしてもプラス」。中軸以外は選手の状態や、相手先発投手が右腕か左腕によって、柔軟に組み替えていく。

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