巨人の守護神・大勢投手(23)がお立ち台で軽快に言った。「ただいま帰りました!」。右手指にマメができたとみられ、開幕2戦を欠場。試合前練習のキャッチボールでベンチ入りが決まり、巡ってきた1点リードの9回を最速157キロ直球とフォークで3者凡退に仕留めた。「少し遅れたんですけど、無事にマウンドに上がることができてよかった」と胸をなで下ろした。

WBCで世界一侍として帰国し、新シーズンに向けて調整していた開幕前日に負傷。新人最多となる37セーブを積み上げたセーブシチュエーションでも、2試合とも指をくわえて見るだけ。「責任を感じてました。(同僚が)『戻ってきたときに返してくれよ』と言っていただいた。まだ1試合ですけど、抑えられてよかった」と投げられなかった分は今後の活躍で返す。満員のスタンドへ「優勝目指して頑張りまーす!」と軽やかに宣言した。

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