オリックス山本由伸投手(21)が6回4安打1失点6奪三振の粘投で3試合ぶりの今季2勝目を手にした。「ランナーを許してしまう場面も多く、あまりリズムの良くないピッチングになってしまいましたが、バックの方々にしっかりと守ってもらっていたことで、なんとか最少失点で粘り強く投げることが出来たんだと思います」。試合後は後ろで守ってくれた味方に感謝した。

初回、先頭の平沢に死球を出し、1死一塁から井上に先制適時二塁打を許すも、そこから粘った。3者凡退だった2回以外は毎回走者を背負いながらも、要所を押さえて追加点は許さず。7回から本田につないだ。

打線は3回2死から茶野が左前適時打で出塁すると、太田が左翼へ適時二塁打、宗が中前適時打と3連打で一気に勝ち越し。「由伸(山本)が頑張って投げていましたし、なんとか打ててよかったです!」と宗がコメントしたように、エースを援護した。

最終回を締めたのは、前日28日に日米通算800試合登板を達成した平野佳寿投手(39)。9回を危なげなく3者凡退に抑え、今季6セーブ目を挙げた。