オリックスの新助っ人、フランク・シュウィンデル内野手の来日初アーチは空砲となった。

1点リードの2回1死一塁で、西武与座の直球を捉えて左翼へ2ランを放ったが、チームが逆転負け。「1本目が出るまでだいぶ時間がかかった。負けたことがすごく悔しい」。安堵(あんど)よりも悔しさが勝った。

この日は2点を追う9回2死三塁でも左前適時打を放ち4打数2安打3打点。「自分がこれからもっと打っていけば、チームが勝つチャンスを与えることにもなってくると思う。これからまたいい調子を続けていきたい」。3月中旬に腰痛を発症し、まだまだ状態を上げている途中。ここから勝利につながる一打を量産へ、闘志を燃やした。

中嶋監督は最終回の攻撃を評価しながら「最後に逆転できなかったのもこちらのせい」と決勝打を許した阿部も責めなかった。ゴールデンウイーク最終日は黒星となったが、期間中は6勝2敗。貯金をつくり単独首位のままをキープした。

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