米レンジャーズから新加入したソフトバンク有原航平投手(30)が初登板初先発に挑み、7回途中を5安打1失点(自責0)。移籍後初白星とはならなかったが、ウエスタン・リーグを含めても今季最多102球を投げ切り上々の鷹デビューを飾った。

立ち上がりは150キロを超える直球を中心に3者凡退。1-0の5回は味方の失策も絡み同点に追いつかれたが、2死満塁で4番牧を遊飛に仕留めた。7回先頭は9番林に右前打を許し、1番佐野、2番関根を抑えたところでお役御免。後続を2番手津森が0封救援した。

この日、当初は開幕投手を務めた大関が先発する予定も、体調不良で登板を回避。代役として開幕から2軍調整を続けていた有原が選ばれた。「とにかく結果を出したい。それだけです」。試合前日は寡黙な右腕らしく冷静に意気込んでいた。推定3年15億円でホークスに入団した右腕が意地を見せた。

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧