広島は「令和の怪物」を苦しめたが、交流戦首位から陥落した。
4点を追う5回2死満塁、今季ここまで8打席無安打の羽月隆太郎内野手(23)が、今季本拠地無失点だったロッテ佐々木朗希投手(21)から2点適時打。1ボール2ストライクからの4球目に日本人最速タイの165キロ速球を投げ込まれてもファウルで粘り、ひるむことなく食らいついた。
164キロ、162キロをファウルし、146キロのフォークは見極め、145キロのフォークをまたファウル。9球目の163キロストレートをついに捉えた。三遊間を破り、2人の走者をホーム生還させた羽月は両手でガッツポーズ。三塁側ベンチで新井貴浩監督(46)も笑顔で手をたたいた。
羽月は「日本を代表する投手なので、そんな簡単にはみんな打てないと分かっていたんですけど。だからこそ追い込まれてから、人より何とか頑張ろうと思いました」と今季初安打を振り返った。
パ・リーグ首位のロッテを相手に1勝2敗と負け越し、2カード連続勝ち越しを逃すも、3試合とも1点差の大接戦。この日は試合前に主砲のライアン・マクブルーム内野手(31)が再調整で出場選手登録を抹消されたが、マット・デビッドソン内野手(32)がマルチ安打と奮闘した。
ベテラン、若手、外国人選手が力を合わせて熱戦を演じ、新井監督は「確実にチームが力をつけてきている。戦いながらチームが強くなってる。チーム力が上がってる手応えがすごくあります」と評価。交流戦残り2カードで勝ちきる。
▽広島黒原(プロ初勝利を狙うもロッテ山口に満塁弾を浴びるなど5回途中5失点)「ピンチの時にもコースを間違えずに投げきれる技術も必要。そういう球の確率を高くできるようにするしかないです」



