ソフトバンクが“ダブルトップ”を目指し、先発ローテを再編した。

13日からのヤクルト3連戦(神宮)は有原、東浜に続き、板東湧梧投手(27)が今季初先発。16日からの阪神3連戦(甲子園)は和田、石川に続き、18年全米ドラフト1位右腕のカーター・スチュワート投手(23)が2年ぶりに先発する。4年ぶり12球団最多9度目の制覇を目指す交流戦は勝率5割の4位タイで、3年ぶりV奪回を目指すリーグ戦も首位ロッテに2ゲーム差の3位。大関と藤井が離脱するなど台所事情が苦しい中、一丸で必勝ウイークにする。

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4年ぶり9度目の交流戦Vがかかる勝負の1週間。首脳陣は開幕投手の大関、5勝で勝ち頭の藤井を欠く苦しい台所事情で、新顔2投手を入れたローテを編成した。中でも注目は藤井に代わり、18日の阪神3戦目の先発が見込まれるスチュワートだ。18年の全米ドラフト1位右腕で来日5年目。今季は2軍で4試合に先発して0勝0敗、防御率1・17の好成績を残す。直近では10日の中日戦で7回96球を投げ、6安打1失点にまとめて緊急招集が決まった。

ペイペイドームで投手練習を見守った斎藤学投手コーチは「(スチュワート)ジュニアが合流します」と明言。「映像と2軍コーチからの連絡で『今なら1軍戦力として見てもらって結構です』という中でのお呼び」と好調ぶりを明かした。起用法については「どこかで先発するチャンスを」と、2年ぶりの1軍先発に救世主の期待を込めた。

鳴り物入りで19年5月にに新加入した最速159キロ右腕。1軍で11試合に登板した21年は、先発4試合も含めて0勝2敗、防御率6・08だった。筑後で鍛錬を積んで成長した姿を見せつけたい。場所は敵地甲子園。初戦の和田、2戦目石川に続き、交流戦最終戦でセ界首位を走る虎を狩り、来日初勝利をゲットできれば最高のストーリーだ。

もう1人の先発ニューフェースは板東だ。12日からの敵地ヤクルト戦は、有原が先陣を切り、2戦目は東浜が先発。15日の3戦目は、8日のDeNA戦で不振の森の後を受け、ロング救援で結果を出した板東が今季初先発する。「いよいよだな、という感じです。(ローテを)勝ち取ったとプラスに考えて、自分のピッチングがしたい」と意気込んだ。

先発陣は大関が体調不良の影響でファーム調整が続く。藤井は左内腹斜筋の肉離れで4~5週間の長期離脱が決まった。台所事情が苦しい中、6勝6敗で4位タイの交流戦はラスト6連戦を迎える。リーグ戦も3位ながら首位ロッテに2ゲーム差の射程圏。23年をダブルVで飾るべく、一丸で白星をつかむ。【只松憲】

◆カーター・スチュワート・ジュニア 1999年11月2日、米フロリダ州生まれ。18年ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名されたが交渉難航で合意に至らず。同年秋から東フロリダ州立短大に在籍。19年5月に6年契約でソフトバンク入団。21年4月17日の敵地西武戦で救援で1軍デビュー。故障の和田に代わり、急きょ初先発した8月15日のホーム日本ハム戦では、1回先頭浅間の死球出塁だけで、5回を無安打無失点9奪三振に抑えた。198センチ、101キロ。右投げ右打ち。愛称は「ジュニア」。背番号は投手では珍しい2。今季推定年俸1億1000万円。代理人はスコット・ボラス氏。

 

★今週のソフトバンクVSヤクルト&阪神予想ローテ(13日は予告先発)

◆ヤクルト戦(神宮)

13日 有原-小川

14日 東浜-高橋

15日 板東-サイスニード

◆阪神戦(甲子園)

16日 和田-ビーズリー

17日 石川-大竹

18日 スチュワート-才木

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