ロッテ吉井理人監督(58)が史上10人目の通算200セーブを達成した益田直也投手(33)について「よかったです。すばらしいと思います」と祝福した。

昨季と比べて直球の質も上がっているという問いには「去年あんまり試合見てないので分かんないんですけども、“自分の知ってる益田”ですね」と吉井節で表現した。記念ボードを手渡した際には「400セーブいけ」と声をかけたという。益田の今後にも、独特な言い回しで期待した。

吉井監督は「今だと、まあクローザーは決めてないんですけども、どうしてもゲーム展開を見ると益田が一番安心して出せるので。早く益田を超える若い選手が出てきてほしいと思ってます」と話した。

吉井監督も通算62セーブと、現役時代はクローザーを務めた経験がある。200セーブという数字については「これ、すごいと思います。自分たちの時代は、1イニング限定のクローザーってことじゃなくて3イニング、4イニング投げてたんですけど、それにしてもやっぱり200セーブというのは、ほんとすごいと思います。なかなかできるもんではないと思います」と脱帽した。

益田のすごさについては「すごい抑えピッチャーみんなに言えることなんですけども、わりとマウンドではマイナス思考で、絶対にやっちゃいけないところから作戦をひねり出して。で、自分の作戦を決めると、それを遂行する勇気がある。それも典型的な益田の特長だと思います」と説明。さらに「ただ単に、野蛮な勇気で投げているクローザーは絶対失敗するんで」と付け加え、益田のすごさを解説した。

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