ちょっぴり大人なスイングでチームを勢いづける。日本ハム野村佑希内野手が26日、23歳の誕生日を迎えた。調整で出場したイースタン・リーグでの2戦連発をきっかけに、前カードのロッテ戦は3試合連続安打と復調。「大きく、ゆっくりというイメージを意識できるようになった」とプチ改造した打撃を生かし、27日から沖縄・那覇で行われる西武2連戦でも、快音を響かせる。

   ◇   ◇   ◇

入団5度目のバースデーを皮切りに、野村がギアを一段上げる。リーグ序盤は新庄監督の指名で自身が4番を務めていたが、現在はリーグトップ13発と好調な同期の万波に譲っている。「あいつは最初出てなかったですけど、実力で勝ち取った。それを巻き返すには、まずは自分の結果。任されたところで、しっかり自分のプレーを、まずはしたい」と気を引き締めた。

25日ロッテ戦では今季3度目の猛打賞も記録。3打席目は、ファウルゾーンに流れかけた打球が一塁ベース手前でバウンドし、逆にフェアゾーンにイレギュラーし右前に抜ける“秘打”も披露。「バットの先っちょ。ファウルかと思いましたけど。狙っては無理っす」と苦笑いも、2軍戦でつかんだ「自分のイメージよりゆっくり。その感じ」という打席での“ゆとり”が好結果につながっている。

昨季までは負傷で途中離脱することもあったが、今季は離脱なし。「自分が1軍でこうやって出続けられているのは、すごい。僕が入ったときは中田さん(現巨人)や近藤さん(現ソフトバンク)らレギュラー陣がいて想像はつかなかった。5年たってしっかり試合に出られているので、良い5年間を過ごせた」。そして、これからを見据える。「今年はまずケガなく走りきる。しっかり結果を残し5年後には自分たちの世代を引っ張って。常勝、優勝を常に狙える、何年も優勝できるチームになりたい。そのときに中心としてやっていたい」と思い描いた。

ロッテ3連戦に向かう22日の移動日には、姉夫婦に会い、海外の高級ウイスキーをプレゼントされた。「今はビールや焼酎の方が好きで、ウイスキーは勉強中。飲みやすいものを探しています」。打撃も味覚も、ちょっぴり大人な感覚を身に付け、スター街道を駆け上がる。【永野高輔】

【関連記事】日本ハムニュース一覧