「8度目」の正直ならず-。楽天ドラフト1位の荘司康誠投手(22)が8度目の先発に臨んだが、5回を99球、4安打2失点。リードを許した場面での降板となり、またもプロ初勝利はお預け。「調子はよかったですけど、その分力みがあったと思います。フォアボールも多かったですね。また早い回で中継ぎの皆さんにつなぐことになってしまい、申し訳ないです」と、4四球を悔やんだ。

期待の189センチ長身右腕は、粘り強い投球を披露した。1回は2死二、三塁のピンチも5番栗原を空振り三振。2回2死一、二塁では、1番中村晃を右飛に仕留めた。ところが3回に味方が1点を先取したその裏、2死から柳田に同点ソロを浴びると、4回にも1失点を失った。

前回6月15日広島戦(マツダスタジアム)では、5回5安打4失点(自責2)。3回までに6点の大量援護を受けながら4回に4失点。勝ち投手の権利を持って降板も、その後に中継ぎ陣が一時逆転を許し、勝ち負けなしに終わった。「点を取られるにしても取られ方がある。今日は勝ってる状態だったのでいいとは思うんですけど、いまひとつ良くなかった…」と反省。そこから中12日、しっかりと調整して臨んだが、またも白星はつかめなかった。