楽天浅村栄斗内野手(32)が、1試合2発でチームを今季初の5連勝に導いた。
同点で迎えた3回2死一、二塁、1ボールから石川の外角低め145キロ直球を右翼席に突き刺した。さらに8回には、大津から左中間へ15号ソロ。5月30日DeNA戦以来今季3度目の1試合2発で、本塁打リーグトップの日本ハム万波に並んだ。20年以来2度目のキングも射程圏内。「何も考えていない。それよりも勝つためにやっているので頑張ります」と引き締めた。
開幕直後は不振で、打率は1割2分9厘まで落ち込んだ。意識したのは反省はしながらも引きずらないこと。「朝にはリセットして、しっかりその日戦うという気持ちで来ている」と目の前の試合と課題克服に向き合ってきた。苦しんでいる間は、若手たちが奮起してくれた。
26歳の小郷が3番の座をつかみ、同じく26歳の伊藤裕も先発に定着しつつある。村林も打率3割3分9厘と絶好調で、定位置を物にした。実績ある不動の主砲も、後輩たちの活躍を見て、武者震いせずにはいられない。「若い選手がヒットを打ったり、タイムリーを打ったりしているの見ると、やっぱり燃えるものもある。ベテランというか僕たちがやらないといけないとなる」と闘志を燃やす。
1人1人の活躍が相乗効果を生む。チームも4月8日に3位から5位に転落して以来、3カ月ぶりの4位浮上となった。浅村は「まだみんな諦めてない」。この夏は逆襲の夏にする。【湯本勝大】
▽楽天小郷(3回2死一、二塁で右翼へ同点適時打)「後ろにスーパーなバッター(浅村)がいるので、すごい気楽な気持ちでつなごうと思いました。浅村さんに負けないように僕も頑張ります」



