巨人戸郷翔征投手(23)がアクシデントに見舞われた。

同点の7回先頭、広島小園の投ゴロがワンバウンドで右膝付近を直撃。こぼれたボールをすぐに拾って一塁に送球。投ゴロに仕留めるも、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

阿波野投手チーフコーチが、心配そうにマウンドに駆け寄るも、足を引きずりながらベンチ裏に治療に下がった。

それでも数分後にはベンチ裏からダッシュでマウンドへ。投球練習して状態を確認して続投。羽月を遊ゴロに仕留め、大盛には左中間への二塁打を浴びるも、2死二塁から代打田村を空振り三振に仕留め、無失点でしのいだ。

7回の打席で代打中島が送られ、109球を投げて7回7安打1失点で降板。「先制点をもらいながら、粘り切れなかったことが悔やまれます。次に向けてしっかりと調整したいです」と前を向いた。勝てばハーラー単独トップの9勝目で、17年大谷(日本ハム)以来、球団では89年桑田以来となる高卒5年目以内の通算40勝目だったが、3試合連続で勝ち星から遠ざかることになった。