高橋光成投手(26)が自身4度目の完封勝利で、西武が今季初の5連勝を飾った。
9回は一塁マキノンの好守後、自身もライナーを好捕。最後はこの日最速タイ154キロで見逃し三振を奪い、ガッツポーズ。「いや、最高ですね」。古賀とマウンドで抱き合った。
試合前には気温37度に達していた暑く蒸すマウンドで、熱く投げた。5月から夏に備えた。「めっちゃ忍耐力を鍛えてます。まじ熱いっす」。球場内の熱湯風呂で我慢する。師匠は増田達至投手(35)。証言を総合すると、守護神は43度超がお好み。「体、真っ赤っ赤っすもん。入ったあと」。緑好きなエースは、赤の世界で己を強くした。
師もブルペンで喜んだ。低迷し、久々の4連勝中ということもあり、4試合連続で登板中だった。さすがに疲れも出てくる。念のため8回裏から動き始めたが、弟子が最後まで投げてくれた。「エースですね、やっぱり」としみじみ。熱湯内では基本的にスマホを見ているが、たまに語り合うことも。「全部良かったっすね。投げてる球が。コントロール間違えてないですし、そういうところすごいなと思います」。
5連勝で、約2週間ぶりに最下位を脱出した。増田を休ませた点も含め、高橋の仕事は大きい。自身はこれで6勝6敗。まだまだだ。「後半はみんなでやり返しましょう!」とファンに叫んだ。熱い世界で進化したエース。自慢の長髪を後ろで結んで投げたことは「クールビズです」と説明した。【金子真仁】



