ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(23)が来日5年目で初勝利を挙げた。6回102球を投げ、6安打1失点(自責点は0)。最速159キロの直球でオリックス打線を封じた。「1球1球全力でいこうと思っていました。いつもチームメートに助けてもらっている」と打線の援護に感謝。ヒーローインタビューの最後は流ちょうな日本語で「みなさん、ありがとうございます」と締めくくった。

スチュワートは18年に大リーグ・ドラフト1巡目指名を受けたが、入団合意に至らず。19年5月にソフトバンクと6年契約を結び、今年が来日5年目。今季は5試合に先発し、1勝2敗、防御率1・57と好成績を残している。

チームは24日まで泥沼の12連敗を喫したが、首位オリックスとの大阪決戦で2連勝。最大「8」あったゲーム差を「6」に縮めた。

 

◆カーター・スチュワート・ジュニア 1999年11月2日、米フロリダ州生まれ。18年ドラフトでブレーブスから1巡目(全体8位)指名されたが交渉難航で合意に至らず。同年秋から東フロリダ州立短大に在籍。19年5月に6年契約でソフトバンク入団。21年4月17日の敵地西武戦で救援で1軍デビュー。故障の和田に代わり、急きょ初先発した8月15日の本拠地日本ハム戦では、1回先頭浅間の死球出塁だけで、5回を無安打無失点9奪三振に抑えた。198センチ、101キロ。右投げ右打ち。愛称は「ジュニア」。背番号は投手では珍しい2。今季推定年俸1億1000万円。代理人はスコット・ボラス氏。

 

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