3月のWBCに出場し、ロッテとの文化交流プログラムで来日しているチェコ代表のパベル・ハジム監督、マルティン・ムジーク内野手、ルカーシュ・エルコリ投手が2日、ZOZOマリンで会見を行った。

1日の日本ハム戦で始球式も行ったハジム監督は「根性」と書かれた日の丸鉢巻きを持参。「このような形でまた日本に戻れて本当にうれしい」と喜んだ。

WBCでは外野手エスカラに死球を与えた佐々木朗が、後日宿舎にロッテのお菓子を届けたことでも話題になった。右腕は左脇腹肉離れのため抹消中で、今回の再来日で会うことはできなかった。代わりにチェコ代表の帽子と、チェコのオールスター戦に出場した選手たちのサインボールを贈ったという。エルコリは「早い回復とマリーンズの優勝を祈っています。佐々木選手は欠かせないメンバーなので」と思いやった。

会見前には、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏(62)とも対面した。ムジークの頭には、栗山氏からお土産としてもらったジャパンの帽子が。WBC中には大谷翔平投手(29=エンゼルス)が、チェコ代表のキャップをかぶって米国に移動していた。ムジークは「世界的スターがリスペクトを示してくれた。あれは感動した」と振り返った。

WBC後、チェコ国内の野球への関心は非常に高くなったという。26年の次回大会は予選免除で本戦に出場できる。ハジム監督は「よりいいチームをつくって、また日本に来たい」と再会を願った。【鎌田良美】

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