阪神岩崎が大雨にも動じず、球団5人目となる2年連続20セーブに到達した。1点リードの9回に登板。1死から桑原に死球を与えた直後、突然の大雨に見舞われた。それでも、経験豊富な左腕は「集中できたと思います」とポーカーフェースを貫いた。楠本をスライダーでバットをへし折り二飛に仕留めると、最後は関根を捕邪飛。好投を続けたリリーフ陣のバトンをしっかりつなぎ、ナインと勝利を分かち合った。

▼岩崎が昨年の28セーブに続き、2年連続20セーブ以上となった。スアレス2年(20~21年)以来、5人目。最長は藤川球児の6年(07~12年)。なお阪神の左腕に限れば、山本和行が82年26、84年24セーブと2度クリアした例があるが、2年連続となると岩崎が初となった。

▼岩崎は17年から7年連続で登板40試合以上。球団最長は江夏豊の9年連続(67~75年)。なお救援登板のみでとなると、藤川球児8年(05~12年)以来チーム2人目だ。