巨人門脇誠内野手(22)が走攻守で存在感が示した。

1点を追う7回無死一塁から、代走で出番が来た。中田翔の右中間を割る打球に激走。外野を抜けるかをギリギリまで見極めながら、ヘッドスライディングで生還した。「出すぎてゲッツーもダメですし、二、三塁でも自分的にはダメだなと思っていた。三塁を回って、コケそうにもなり、ちょっと危なかったが、たまたま1点入ってよかった。もうちょっと余裕もって判断できた」と自己評価は厳しくも、まず足で魅せた。

ドラフト4位ルーキーは三塁守備に就くと、7回の中日大島の三遊間を抜けそうなゴロを横っ跳びで防ぐファインプレー。バットでも9回1死から中日マルティネスの初球157キロ直球を逆らわず、はじき返した。今季まだ失点1の守護神の球威に力負けせず、左前打とした。「まっすぐが速いのは分かっている。打ち負けないように、初球で決めるぐらいの気持ちでいった。たまたま練習しているレフト前だったのでよかった」とうなずいた。

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