阪神西勇輝投手(32)が、6回途中3失点でマウンドを降りた。

2回に先頭の細川成也外野手(25)からの連打と四球で無死満塁のピンチを背負い、村松開人内野手(22)の一塁ゴロで1点を失うも、そこから連続奪三振で中日に追加点を許さず。3回1死二、三塁のピンチも、4、5番を抑えて無失点で切り抜けた。

味方打線が3回に追いつき、4回に木浪聖也内野手(29)の適時打で勝ち越した。

だが西勇は6回1死から連打を浴びて一、三塁。木下拓哉捕手(31)のゴロを処理した遊撃・木浪の失策で同点に追いつかれた。さらに2死一、二塁からオリックス時代のチームメートだった後藤駿太外野手(30)に勝ち越し打を浴びた。

49日ぶりの1軍登板は、崖っぷちのマウンドだった。岡田監督は「(結果次第で次は)ない、ない、ない。そら、ないよ」と断言。他の先発陣の不調によって「それでまわってきたようなもんやからなあ」と、背水登板を示唆していた。失策がからむ不運があったとはいえ、中日に逆転を許したマウンドを降りる結果になった。

西勇は「自分のイメージしたコースへ投げることもできたし、投球自体悪くなかったと思いますが、結果的に長いイニングを投げることができず、中継ぎのみんなに負担をかけてしまい申し訳ないです」とコメントした。

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