左脇腹肉離れで離脱中のロッテ佐々木朗希投手(21)の復帰は間近だ。

吉井理人監督(58)は4日、「昨日も強い投球をしました。(投球後の状態が)なんともなかったら、実戦にいけるんじゃないかなっていうふうに思っています」。3日には座った捕手相手としては3度目のブルペン入り。約30球を投じた。

7月25日に登録抹消された当初はシーズン中の復帰も危ぶまれていた。だが、回復能力も怪物だった。捕手が立った状態でのブルペン投球を2度経て、先月29日には約20球の本格投球を開始。「実戦に」の判断は数日の状態を見て決断を下す。いきなり公式戦の先発マウンドに立つのか、ライブBP(シート打撃)などで打者に対峙(たいじ)する感覚を確認してからなのか。指揮官は「彼の今後の状況次第なので、まだなんとも言えないです」と明言は避けたが、順調ならば近日中にも先発する可能性が出てきた。大事な残り1カ月のペナントレース終盤に、最速165キロ右腕の復活は朗報だ。【鎌田直秀】