第1節の3回戦2試合が行われ、大産大と関西国際大がともに先発の踏ん張りで勝ち点を挙げた。

大産大はプロ注目の最速149キロ右腕、松田啄磨投手(4年=大冠)が大体大相手に1失点完投。関西国際大は左腕の不後祐将(ゆうま)投手(4年=中京学院大中京)が、延長10回タイブレークとなった大阪電通大戦で3安打11奪三振、1失点完投で勝利に貢献した。

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関西国際大の左腕・不後は投手コーチからの「初見で変化球を打てる選手はそうおらん」とアドバイスを信じ、自慢の変化球を軸に投げ切った。「エースの自覚持って、マウンドに上がりたい」と活躍を誓う。猛暑の中、腕を振れる原動力は“いつも作ってくれる”という母の手作り弁当だ。「(自分は)おかずちょっとでご飯食べられるタイプ。今日はエビチリが入ってて、ご飯が進む」と10回完投後も笑顔で声を弾ませた。