巨人が2試合連続の完封負けに沈んだ。打線は散発6安打も三塁すら踏めなかった。本塁が遠い。一方で先発横川凱投手は3回無死満塁のピンチでKO。2番手松井颯投手が1死後、佐藤輝に浮いた変化球を右中間席に放り込まれた。痛恨のグランドスラムを浴びて、首位阪神に押し切られた。

原辰徳監督は言った。優勝を目前にしたライバルにやりたいようにやられ「やっぱり今必要なのは負けん気だよね。負けん気。理屈じゃない部分のね」と気持ちの部分を指摘した。下を向いても始まらない。指揮官は「多少、催してはいますけど、なかなか好転してくれないというところですね」と絞り出した。欠乏しているあと1本が、きっかけの1点につながる。

今季の甲子園は10戦目で8敗。大きく負け越しても意地だけは示したい。同一カード3連敗となれば最悪のシナリオが待つ。目の前でアレだけは避けたい。【為田聡史】

▽巨人松井(3回1死満塁から阪神佐藤輝に満塁弾を浴びる)「ストレートを制球できなかった。自分のピッチングができなかったので、次はやり返したい」

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