広島は2連勝でファーストステージを突破。
6回に代打末包昇大外野手(27)がソロ本塁打、8回には代打田中広輔内野手(34)が決勝打を放つなど、初戦に続いて新井貴浩監督(46)の采配がズバリ的中。阪神が待つファイナルステージへと進出を決めた。新井監督の試合後の談話は以下の通り。
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-攻撃でも昨日に続いて積極的な策
新井監督 そうね。やっぱり、どんどん攻めていけるとこは、攻めていきたいって思ってたんで。どんどんね、打てる時は打っていきましたよね。
-大道は連日の火消し
新井監督 そうですね、やっぱり、ほんとにこちらとしては彼の一番いいのは、腕を振って打者に向かっていければ、強いまっすぐなんで。あのケースは彼のまっすぐで三振もしくは差し込んでくれっていう気持ちでした。見事にそれに応えてくれたし、こちらの期待に応えてくれたし。島内もそうだけど、大道も今年は本当に成長してくれた投手だと思います。
-始まる前にキーマンに挙げていた末包が本塁打
新井監督 誠也と一緒に自主トレやったでしょ。誠也も喜んでんじゃないですかね。ほんと、ナイスバッティングだったと思いますよ。なかなかね、代打でホームランっていうね。しかも、このクライマックスという舞台で。なかなか運だけじゃ打てないと思うんですよね。これはもう、彼が一生懸命頑張って成長したホームランでなかったですかね。
-田中も勝負強さを見せた
新井監督 ほんとね。一振りでねよく決めてくれましたよね。やっぱり経験値っていうかね。ああいう場面で、相手の方がピンチなわけだからね。しっかりと積極的に1人で仕留めてくれたのは、さすがだと思います。ほんとに大きなヒットだったと思います。
-監督1年目のシーズンで終盤に勝ち越せた。この2試合は監督にとって
新井監督 うーん、そうですね。難しさ? うーん、やっぱり後手後手になるべくならないように。ああしとけば良かった、こうしとけば良かった。とにかく後手後手にならないように、このスピード感を持ってやらないといけないと思っていたんで、そういうふうに思っていました。ただこれは選手がしっかりと準備をしてくれて、プレーしてくれたおかげだと思っています。
-岡田監督は多分、カープやろうと言っていた。阪神は王道野球だが、新井監督は高校球児、対照的というか
新井監督 タイガースはチャンピオンチームだし、強いと思うので。ただ自分たちはクライマックスファーストステージからまた甲子園にファイナルに進むので、本当、挑戦者の気持ちでどんどん攻めていきたいなと。選手にもそういうふうに言いましたけどね。選手たちにもどんどんどんどん挑戦者なんで、そのマインドで、失うものは何もないんだから、いっちょうやってやろうよと。それは変わらないです。
-10月15日は75年にリーグ初優勝の日。日付としてもカープの節目の日に
新井監督 カープにとって特別な日かな。1975年なんで。またそういう日にファイナルへの進出を決められてうれしいですし、OBの方も喜んでくれてるんじゃないでしょうかね。