仙台育英・山田脩也内野手(3年)は阪神が3位指名し交渉権を獲得した。

山田は22年夏、東北勢の悲願であった深紅の大優勝旗の白河関越えを果たした仙台育英の正遊撃手。1年春からレギュラーの座をつかみ、軽やかなフィールディング、その堅守で幾度もチームを救ってきた。

2年秋からは主将を務め、今春センバツは8強、今夏甲子園では準優勝とチームをけん引。「キャプテンになってから自分の人間性が変わってきたように思います。周りが見えるようになって、余裕が持てました」。培ったキャプテンシーで、9月のU18W杯では副主将としてチームを支えた。遊撃や三塁で出場し、スーパーラウンドの韓国戦では、チーム1号となる左越えソロを放つなど初優勝に貢献。かごしま国体では、「2回目の日本一」を達成し、高校野球を最高の形で締めくくった。日本一も世界一も経験した守備職人が、今度はプロの世界で頂点の景色を追い求める。

宮城県出身。177センチ、71キロ。右投げ右打ち。