明治神宮大会(15日開幕、神宮)の開会式が14日、都内で行われた。阪神にドラフト1位指名された青学大・下村海翔投手(21=九州国際大付)は打倒ライバルで有終の美を飾る。17日に大商大と日本文理大の勝者と初戦。「春に優勝した次の日から、この大会を目指して、新しい山を登ろうと決めてきた。大学最後にここで終われる。与えられたところでしっかり投げたい」と口元を引き締めた。

燃える材料がある。対戦したい打者を聞かれ、日本ハム2位指名の上武大・進藤勇也捕手(21=筑陽学園)と即答した。高校3年夏の福岡大会準決勝で敗戦。当時から親交があり、今年の日米野球ではバッテリーが実現。大会前には「本塁打を打つ」と宣戦布告を受けた。ともに1勝すれば準決勝で当たる。最速155キロ右腕は「プロではリーグも違うし対戦する機会は少ないと思う。対戦できれば、思い切り三振を取りにいきます」と心待ちにした。【柏原誠】