オリックス茶野篤政外野手(24)が29日、大阪市の球団施設で契約更改交渉に臨み、1600万円増の年俸2100万円でサインした。「だいぶ上がりました、思っていたよりも」と照れ笑いを浮かべた。

四国IL・徳島から育成ドラフト4位で入団。開幕前に支配下選手登録されると開幕戦にスタメン出場。思い切りの良さを買われて主に1番で起用された。一時は打率トップを争うなどチームを勢いづけた。「育成の星」「独立リーグの希望」ともいわれる大躍進だった。

一方で後半は息切れ。ポストシーズンには出場できなかった。

「キャンプ、オープン戦とチャンスをいただいて、理想だった開幕から支配下選手になれたというのは大きかったです。後半戦にかけて打撃の状態が悪くなってしまったのは、まだまだ課題。振り返ると、もっともっとできたなという思いが強いです。後半戦は悔しかった。来年は1試合でも多く出て、1本でも多く安打を打ちたい」と誓った。(金額は推定)

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