プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る23年」。第10回は広島の松山竜平外野手です。
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ベテラン松山が代打の切り札として活躍した。今季は先発で出場した24試合が90打数16安打、6打点、打率1割7分8厘に対し、55度起用された代打では50打数19安打、21打点の打率3割8分。安打と打点は先発よりも代打の方が多かった。今季の代打安打は川端(ヤクルト)の20本に次いで2位だったが、打点は両リーグ最多。2リーグ制後、代打の打点は94年真弓(阪神)の30打点が最も多く、21打点は7位タイ。20打点以上は12人目となり、代打本塁打なしで20打点以上は松山だけだ。
5月11日中日戦で延長11回に勝ち越し二塁打、8月4日巨人戦では3-3の9回にサヨナラ安打を放った。内野ゴロを含め、代打で記録した肩書付きの「殊勲打点」は同点2度、勝ち越し(サヨナラ含む)5度、逆転1度の合計8度。代打のV打点も5度あった。2リーグ制後、代打の殊勲打点回数は62年島田(東映)94年の真弓と大島(日本ハム)がマークした9度が最多。惜しくも最多記録には届かなかったが、8度以上は9人しかいない。
通算の代打成績は362打数105安打、79打点の打率2割9分。2リーグ制後、代打の通算打率上位(起用回数300以上)は、(1)若松(ヤクルト)・349(2)浅井(広島)・315(3)坂崎(東映)・293(4)五十嵐信(日本ハム)・292(5)宮川(広島)・2903(6)松山・2900。松山が6位へ上がってきた。今季の19本を加え、代打の通算安打は100本に到達。次は、宮川、高井(阪急)ら2リーグ制後に5人しかいない代打通算100打点が目標だ。【伊藤友一】



