春季キャンプ1軍スタートの楽天ドラフト5位・松田啄磨投手(21=大産大)が、宝刀の「岸カーブ」で存在感を示す。

新人合同自主トレに参加。4度目のブルペンで初めて、座った捕手に35球を投じた。「割と投げてて、いい感じやったんで、球数がちょっといってしまったんですけど、いい状態ではあるかなと思います」。投球の3分の1が生命線のカーブだった。

チームメートになった岸の握りを参考にしてきた。大学入学直後から動画で何度もチェック。カーブを自分の武器へと磨き上げた。キャンプでは憧れの存在と対面することになるが「大先輩なので、チャンスを伺って話したいなと思ってます」と勇気を振り絞る。目指すは開幕1軍。「とにかく失うものがないので、やれることをやってというか、すごい楽しみではあります」。新人らしく、がむしゃらに食らいつく。

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