広島野間峻祥外野手(31)が5日からの教育リーグくふうハヤテ戦(ちゅ~るスタジアム清水)への出場を志願した。キャンプ後半は沖縄での2次キャンプメンバーから外れ、松山竜平外野手(38)、秋山翔吾外野手(35)らと宮崎・日南に残って練習を継続。8日からの1軍合流を控えて「(打撃で)少し気持ち悪いところがあって」と語り、練習より実戦の打席に立つことでその課題を解決したいという狙いを明かした。

今季は長打を増やす目標を掲げて取り組んでおり、10年目の野間は「気持ち悪さ」を分かりやすく補足説明。「長打を増やす(狙いの)中で、内めの球に対して見やすさだったり、いろいろ(バットを)出しやすいところを探っていて、構えのところで少し気持ち悪くて。それがずっとやってきて出てきた。そこを戻している感じです。実戦の中でいろいろ試してやっていきたい」。投手の生きた球を見、それを捉えることによって感覚を磨いていくとした。

正左翼手だった西川龍馬外野手(29)のオリックス移籍もあり、沖縄キャンプでは若手による外野の定位置争いも活発だった。その一方で、野間自身は「上に秋山さんがいるので、そこに少しでも追いつけるように頑張りたい」と語る。キャンプ終盤をともに過ごして「オフに手術した方の動きなのかってくらい、すごい動いていたので、すごいと思います」と改めてすごみを実感したという。「しっかりやろうって気持ちにはさせてもらっているので、負けないように頑張ります」。闘志をかきたててくれるベテラン秋山の背中を見ながら、開幕へ仕上げていく。【堀まどか】

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