今季から新規参入したくふうハヤテは1-7でオリックスに敗れ、開幕3連敗となった。9回に逆転を許して敗れた前日16日の第2戦と同様に、終盤に救援陣が炎上。公式戦初勝利は、またお預けとなった。

1-1の7回。その回から2番手で登板した藤本颯太投手(23)が2死から二塁打、連続四球で満塁のピンチを背負うと、右中間へ走者一掃の三塁打を浴びるなど4点を失った。8回には3番手の村上航投手(23)も、3連打に連続四球を与えるなど2失点。赤堀元之監督(53)は「球自体は悪くはないが、ボール先行、四球が多い。1つでも少なくしていかないと試合にならない」と嘆いた。

収穫もあった。先発の奥田域太投手(22)が、オリックスに6回5失点を喫した教育リーグの反省を生かして好投。「前回は変化球に頼りすぎてつかまった。やっぱり、真っすぐあっての変化。今日は直球で押せたことが良かった」と6回4安打1失点に抑えた。

19日からは、本拠地でソフトバンクとの3連戦に臨む。赤堀監督は「(勝利の)近くまでは来ていると思う。1人1人の力を最大限に発揮できるようにしていきたい」と顔を上げた。まずは初勝利へ、新球団の挑戦は続く。【前田和哉】