広島が19日から本拠地に巨人を迎えて3連戦に臨む。ちょうど1週間前、敵地東京ドームでの同カードは3連敗。チームは九里、森下、大瀬良と先発の柱3枚を立てて、リベンジを期す。

初陣を切るのは、前回自身ワーストタイ9失点した九里だ。今季は初めて開幕投手を務めるも、いまだ白星なし。「自分が投げた試合でチームが勝てていない。そこを一番考えているところではあります」。ここまで開幕投手が登板した毎週金曜の試合で白星がない。自身の勝利よりも、チームの勝利のために腕を振る。

前回今季初登板ながら6回1失点と好投した森下は、中軸を警戒しつつ、上位打線にも注意を払う。「盗塁も2つ決められている。得点圏に行くとピンチになるのでケアしたいなと思います」。機動力を封じて打者との勝負に専念したい。

2週続けて同じ相手となるが、新井監督は「選手たちも鼻息荒くしていると思いますよ」と早期に訪れた雪辱の機会ににやりと笑った。