阪神が7回表コールドとなった雨中の一戦を制し、今季初めて首位に立った。佐藤輝明内野手(25)が6回に3号3ラン。主砲の活躍で引き分けを挟んでの連勝を6に伸ばした。

試合前から降り続く雨のため、この日は53分遅れの午後2時53分にプレーボール。先発の才木浩人投手(25)は、ぬかるむグラウンドで粘り強く好投した。初回、先頭の中日岡林、田中を連続で空振り三振。続くカリステには中前打を浴びたが、最後は中田を再び空振り三振と3つのアウト全てを三振で斬った。

0-0のまま迎えた6回2死一、二塁、佐藤輝がフルカウントからファウルで2球粘り8球目、125キロスライダーをがっちり捉えて、右翼スタンドへ痛烈な打球を飛ばした。ぬかるむグラウンドでも、二塁走者の中野も、一塁走者の森下も、悠々ホームイン。雨にぬれながらも声援を送ってきたファンへ豪快な1発を届けた。

【関連記事】阪神ニュース一覧