西武元山飛優内野手(25)が劇的なサヨナラ打を放ち、渡辺GM兼監督代行を11年ぶりの本拠地白星に導いた。追いついた直後の9回2死一、二塁。巨人の左腕バルドナードから値千金の右前適時打。勝利直後にチームメートから水をかけられるなど、手荒い祝福を受けた。「(打球が)抜けた瞬間は鳥肌というか、本当にうれしかった。ああいう場面で(打順を)回してくれるチームメートに感謝したい」と喜んだ。

2点を追う8回先頭。代打で起用された。5番手右腕西舘の151キロ直球を捉え右越えに今季1号ソロを放った。「負けている状態だったのでチームの流れを変えたいなと、そういう思いで。打った球とか覚えてないですけど、アドレナリン全開で(打席に)立てました」と目を輝かせた。

佐久長聖(長野)から東北福祉大をへて、20年ドラフト4位でヤクルトに入団したが、高校時代から渡辺監督代行との縁を感じていたという。監督代行が当時編成の一員として、長野の球場に試合を視察しに来ていることを知っていた。「小さい頃から知っている方だったので、あの人見たことあるという感じで」。元々好きだった西武でプレーすることが、いつの日か目標となった。

渡辺監督代行は「ポテンシャルの高い素質のある選手。チャンスがあればもう1回輝くんじゃないかな」とオフにトレードで獲得。今は指揮官と選手の間柄で同じグラウンドに立っている。元山は「アピールのチャンス。自分の仕事がしたい」と今後も出番に向けて構える。【山崎純一】

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