今夜のホストはタネ! ロッテは「日本生命セ・パ交流戦」で巨人と対戦した。前夜の初戦は9連打を含む1イニング12単打のプロ野球新記録となる“単打のマーチ”で18失点を食らい惨敗。だが2夜目は種市篤暉投手(25)が初登板の“箱”となる東京ドームで躍動した。8回124球の熱投で、4安打9奪三振でゼロを並べ、何度も気迫のシャウトを見せた。色気全開の投球で連敗を止め、リーグ2位、交流戦3位に押し上げた。

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種市が、何度もほえた。6回無死一、二塁のピンチを背負うと、対するは4番岡本和。フルカウントからの6球目、151キロの直球を低めに投じた。見逃し三振を奪うと、大きくガッツポーズし、ほえた。「前に飛ばしたくなかったですし、何とか三振で取りたかった中で取れたので、そこは良かった」とうなずいた。

終盤8回にも四球と暴投で2死二塁のピンチを背負う。対峙(たいじ)するのは再び岡本和。今度は137キロのスライダーで空振り三振に仕留め、感情をさらけだした。「対戦したい打者だったので、打たれることなく抑えられてよかった。日本を代表するバッターなので、僕のまっすぐでどれだけ通用するか見たかった。今日の試合ですごく自信を持った」と主砲相手に3奪三振は大きな自信につながった。

前日は23安打18得点の巨人打線にも動じなかった。「年に1回しか対戦しないので、自分の得意のボールで勝負するイメージで投げました。昨日は左ピッチャーの小島さんだったのでそこまで映像は見ていないです」と先入観にとらわれることなく、普段通りの気持ちで挑んだ。わずか4安打で“単打のマーチ”で荒ぶっていた巨人打線を完全に遮断した。

この日は両親を東京ドームに招待。今季初めて青森から応援に駆けつけた両親の前で、自身初めての球場で力投した。「青森なので、ジャイアンツの試合しかやっていない中で、ちょっと見てみたいなっていう感じだったので、招待しました」と両親に勝利をプレゼントした。

8回も150キロをたたき出して最後まで球速が落ちず、巨人打線を封じ込んだ。「那覇の試合(5月15日オリックス戦)ですごくつかんだ感覚があったので、それを継続できているって感じですね。僕の中では4月、5月と別人の感覚になっている」。新・種市がチームに大きな1勝をもたらした。【星夏穂】

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