辰己の1発が楽天に主導権をもたらした。1回2死、1ボールでロッテの左腕メルセデスの内角低めを拾い、3号ソロで貴重な先制点を挙げた。チームは今季ここまで、メルセデスから12イニング無得点だった。「それはよかったです。僕、知らんかったんで。それ」。初回に点が入るのも11試合ぶりだった。
打球が右中間のホームランラグーンエリアへ入ったのを見届けると、右翼スタンドを指さしながら走った。「今日は妻がライトスタンドで応援してたんですよ。めっちゃおもろかって。1発打ててよかったです」。ZOZOマリンの右翼席に集うのはロッテファン。その中で夫人も観戦していたと真顔で話した。
前日8日に監督選抜で自身初の球宴出場を決めたが、「決まったすか? 誰がすか? 今知りました。まあオールスターはでも、ピッチャーで出るんで」。この日の試合後もとぼけ続けたが、これで自身4試合連続安打。今江監督も「チームを代表する、チームの顔になるような選手に。もっとできると思うので」と期待をかけている。先制弾で、好調ロッテの連勝を5で止めた。辰己涼介の顔と名前は確実に、広まってきている。
▽楽天内(6回途中無失点で4勝目)「キャッチャーを信じて今日は投げられた。もっともっと(白星を)積み重ねていきたいなと、また思いました」



