オリックスが一丸で西武に競り勝ち、負ければ自力V再消滅の危機で借金1に押し戻した。
先発田嶋大樹投手が6回1失点でゲームメーク。中嶋監督はこの日も左腕の変化を感じ取っていた。「今日は半袖。そこが違うところ。『今日何すんの?』って言ったら、半袖着てたですね。暑さに合わせてきたと思うんですけどね。そんなに暑くなかったですね」と含み笑いで指摘した。
最近は登板ごとにセットポジション→ノーワインドアップ→ワインドアップとカメレオンのように投法が変化。今回は長袖アンダーシャツから半袖に“衣替え”し、4年ぶりのベルーナドームに備えた。19年登板では乱闘が発生し、自身を含む3人が退場する泥仕合を演出。20年の前回登板は9失点するなど、同球場はプロ通算4戦で防御率12・38と大の苦手にしてきた。
その中でも丁寧に、この日も振りかぶって制球良く投げ続けた。田嶋は「昔と今じゃ、180度自分は違う。昔に比べたら、だいぶいい感じにいけたかなと思うんで良かった」と胸を張った。リリーフ陣も4人が無失点でつないだ。
延長10回には太田が決勝打。「ツーアウトから周平さんが出てくれた。最後、甘い球を仕留められて良かった」。不振の福田が2死から食らいついた二塁打に応えた。得点圏打率4割4厘と勝負強い。今季6度目の勝利打点は7度の西川に次いでチーム2位。打線の中心になりつつある。
3位とは0・5ゲーム差。17日にカード勝ち越しを決め、球宴前最後のほっともっと神戸3連戦に臨みたい。【大池和幸】



