巨人田中将大投手(36)が再始動した。19日、シーズン終了後初めて神奈川・川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、ネットスローを行った。ワインドアップで投げ込む姿もあり「いろんな感覚です」。多くは語らずも「長く休む必要はないと思う。せっかくいいコンディションでいられているので、これを最低限維持しながら、さらにいいものにしていけるように」と力を込めた。

今季は大偉業を成し遂げたが、まず込み上げてくる感情は悔しさだった。1軍では10試合に登板し3勝4敗、防御率5・00。9月30日の中日戦(東京ドーム)で、史上4人目の日米通算200勝を達成するも「1軍の戦力として働くことができなかったという思いが一番強い」と総括した。シーズン序盤は思うような成績を残せず、3カ月以上の2軍暮らしも経験した。

一方で復調の兆しも見せた。「春先の1軍での投球と夏以降の投球内容を比べると、明らかに良くなっていると思う」と、1軍復帰した8月以降は7登板で防御率3・86。登板機会は訪れなかったが、CSファイナルでの先発準備も進めていた。「こういうことをやっていくことができればという風には思いました。ただ、チーム内での競争に勝っていかないと」。終盤でつかんだ手応えを来季に生かす。【水谷京裕】

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