“開幕ドラ1カルテット”最後のとりでが連敗を止める。日本ハム3年目左腕の細野晴希投手(24)が31日の本拠開幕ロッテ戦(エスコンフィールド)で先発する。初の大役。満員予想の舞台を想定し「何も考えないで投げても1、2キロは球速が上がりそうな感じがするので、軽く投げる意識で。それでも球速は変わらないと思う。いい力感で投げられたら」と、脱力投を思い描いた。
開幕戦の伊藤、2戦目の達、3戦目の有原と、20年、21年、14年の日本ハムドラフト1位。球団の要となる3投手が打ち崩されたが、ここで23年ドラ1左腕の細野が立ちはだかる。プロ通算登板8試合で3勝1敗。経験はまだ少ないが、この崖っぷちこそが、株を上げるチャンスだ。「去年までの成績だと僕でいいのかなみたいなところはあるんですけど、少しでも多くの人に信頼してもらえるようなピッチングを」と気を引き締めた。
当初、本拠開幕は有原が指名されていたが、WBCに参戦した北山の調整期間も考慮し、開幕3戦目に前倒し。細野にホーム開幕戦の大役が回ってきた。前回登板した14日の巨人戦は6回途中5安打1失点7三振と上々の投球を披露。新庄監督からは開幕ローテに「入るでしょ」とお墨付きをもらった。WBC組が合流した約2週間前に投手コーチから本拠開幕登板を伝えられ「そこら辺を想定してたんですけど、一気に緊張感が高まった」。重圧を程よい脱力投で中和させる。
今オフは、エース伊藤に師事してエスコン合同自主トレに参加。腕の高さを下げた新フォームも落ち着き、WBC期間には“師匠”伊藤から「直球のバランスがいい」と客観的意見も伝えられ、自信になった。本番に向け「(西川)史礁には打たれないように投げたい」。まずは大学時代東都大学リーグで対戦した昨季新人王を黙らせ、チームに流れを呼び込む。【永野高輔】



