<オープン戦:日本ハム2-1楽天>◇27日◇名護

 楽天井野卓捕手(27)の状況判断が光った。2点を追う8回。草野の適時打で1点を返し、なお無死一、二塁の好機で打席に立った。根本の初球、バントの構えを見せストライク。その際、バントシフトをとった日本ハム内野陣が猛チャージしてきたのを見て「バントしてもアウトになる可能性が高い」と判断。2球目をバスターで右方向に流した。もう少しで抜ける当たりだったが、二塁飯山の好捕に併殺に倒れた。好機がついえたが、狙いは面白かった。田淵ヘッド兼打撃コーチは「決して悪くない。併殺だからダメ、ということではない」と試みを評価した。

 [2011年2月27日20時42分]ソーシャルブックマーク