<ヤクルト3-4DeNA>◇7日◇神宮

 DeNAが白星で今季を締めくくった。2点ビハインドの8回2死一、二塁から代打松本の左前適時打で1点差。続く白崎の打球は平凡な左飛かと思われたが、ヤクルト飯原のまさかの落球で2者が生還し勝ち越した。

 中畑清監督(60)は「勝ち試合で締められた。(8回は)神風が吹いたね」と笑顔。ただ、勝てば最多勝だった先発久保に勝ち星を付けられなかったことについては、「1年間のピッチングの流れはみんなに伝わっていたと思う。先発投手はこうあるべき、という手本を示してくれていた。勝ち試合にしてやれなかったことは残念」と、振り返った。

 前夜はヤクルト山田の“最多安打ショー”の引き立て役となって敗れただけに「昨日は小川(監督)にいい思いをさせたので、今日はね」と、安堵(あんど)の表情。それでも最後はラスト采配となった小川監督に向け「小川監督、ご苦労さまでした」と、労をねぎらっていた。