<ロッテ0-2日本ハム>◇5日◇千葉マリン

 日本ハム打線の集中力が、効果満点の1勝を呼び込んだ。雨脚が強くなり始めた2回。先頭打者スレッジの技ありの「水切りショット」が決勝点になった。小林宏のカウント2-1からの外角高め145キロを、逆らわずに左翼方向へ。大粒の雨の影響を受けずに打球は伸び、ポール際へ吸い込まれた。

 いつ試合が中断してもおかしくない状況。「雨は関係なく先制点が欲しかった。でもあれ以上(試合を)やるとケガするよ」。スリル十分の環境の中で、故障危険性をはらむ全力疾走の必要がない一打で、八木を援護。1死後には売り出し中の糸井が安打、二盗で広げた2死二塁から、首位打者独走中の金子誠が右前適時打で、さらに1点を追加し、完ぺきに流れを引き寄せた。

 初回こそ森本が失敗したが、2点リードの4回には無死二塁から鶴岡が犠打。降雨コールドを想定し、貪欲(どんよく)に1点ずつ積み重ねていこうとした梨田監督の期待に、2人が応えた。金子誠は「延長、延長、延長ってやってきてこれだからね。走るよ、今日は」。雨の中、約100メートル先のマイカーまで猛ダッシュする余力が、この日はあった。

 指揮官も「先制点が取れたのは大きい」と目尻を下げる白星で、今季ロッテ戦無敗の4連勝。ゴールデンウイークの過密9連戦で5勝目、天運を味方につけて勝ち越しを決めた。

 [2009年5月6日10時42分

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