2軍調整中の西武ルーキー雄星投手(18=花巻東)が7四死球と乱れた。8日、練習試合の社会人・日本通運戦(西武第2)に先発したが、初回、先頭打者から2者連続を含む4四球。内野ゴロの間に1点を失った。2回に死球、3回も先頭から2者連続で歩かせた。3回は無安打に抑えたが、65球のうちボール球が38球と、制球に苦しんだ。
“変身”が期待されたマウンドで、持ち味の直球は139キロ止まりだった。最速135キロに終わった公式戦初登板の3月31日ヤクルト戦は、登板前に2日間ブルペン入りせずに失敗。その反省を踏まえ、今回は前日に投球練習を行い「前回より悪くなることはない」と臨んだが、制球も球速もいまひとつで、駆けつけたファンからため息が漏れた。
視察した潮崎投手コーチがもどかしそうに首をひねった。「しっかりしたフォームで投げてるけど、何でコントロール悪いのか分からん。停滞前線の真っただ中だよ。1軍の想像はつかんね」と厳しかった。登板後、気持ちの甘さについて、約25分も説教した小野2軍投手コーチは「心構えからしてなってない。次の登板?
白紙だよ」と怒り心頭の様子だった。
試合後の雄星は「特にないですよ、今日は」とだけ言ってロッカー室に戻った。これまでどんなに調子が悪い時も取材には真摯(しんし)に対応してきた18歳が、口をつぐんだ。誰よりも悔しいのは、自分自身。少し時間はかかりそうだが、地道に練習していくしかない。【亀山泰宏】
[2010年4月9日7時57分
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