<楽天5-3ロッテ>◇3日◇Kスタ宮城
楽天岩隈久志投手(29)が、苦しみながらも7勝目を手に入れた。5回、6回と、打線が点を取った直後にピンチを招き、失点を重ねる。それでも、同点打だけは許さない。4-2の6回。1死二、三塁から福浦に犠飛を打たれ、なお2死二塁。一打同点の場面で、里崎をこん身のインハイ150キロで空振り三振に切って取った。粘って、粘って、つかんだ白星だった。
鬼門の立ち上がりを工夫で切り抜けた。通常よりも5分早い準備をして試合に臨んだ。「今年は暑いし、息が上がったまま試合に入るのはよくないかな、と。早めにして、待つ間を長くしました」。試合前の5分長い余裕が、冷静な投球と3者凡退を呼び込んだ。
2日は、三木谷会長主催の焼き肉決起集会が行われた。岩隈は「残り試合、みんなで一致団結して行こう」と「一致団結」の4文字を強調し、あいさつしたという。エースには、焼き肉の翌日は負けるジンクスがあったため「ご飯を多めに、肉は少なくしておきました。それが良かったのかな」とニッコリ笑った。
右尻に張りが出たため6回で降板したが、救援陣が踏ん張り逃げ切った。まさに一致団結の勝利だった。田中-岩隈の2人が2試合連続白星を挙げたのは5月2日以来。「こういう粘った試合をすればリズムもよくなる。後半戦は粘り強く、1人1人が役割を果たし、まとまってやっていきたい」。エースが、楽天の8月の姿を態度で示した。【金子航】
[2010年8月4日9時13分
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